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看板の耐用年数と減価償却の関係?看板の種類で耐用年数は違う

2022年02月22日ブログ

看板も建物と同じく、年月と共に劣化していくので耐用年数があります。
そして、減価償却資産として看板を扱うならば、看板の種類で減価償却年数が変わります。
この記事では、看板の耐用年数と減価償却の関係をご紹介します。

看板の耐用年数と減価償却の関係?看板の種類で耐用年数は違う

看板の耐用年数と減価償却

看板は、会計処理を行うとなれば固定資産として扱い、減価償却の対象です。
減価償却するときに必要となるのが、耐用年数です。

耐用年数は、資産計上できる年数であり、看板として価値のある寿命を示した数値です。
看板の耐用年数は、種類により以下のように違います。

  • 塔屋看板、野立て看板、ポール看板 : 20年(金属製)、10年(その他の素材)
  • 突き出し看板、袖看板 : 18年
  • 立て看板、デジタルサイネージ、ネオンサイン、気球 : 3年
  • マネキン人形、模型 : 2年
  • その他の看板 : 10年(金属製)、5年(金属以外の素材)

塔屋看板や野立て看板は、地上に立てる看板で、突き出し看板などはビルの壁面に設置する看板です。

耐用年数はこのようになっており、看板の寿命や保証期間、耐久年数とは違います。
ちなみに耐久年数とは、看板を設置してからどれだけの年月使用可能か、その期間を示した数値です。

実際に、看板を設置してどれぐらい使用できるか知りたいなら、耐久年数を参考にすると良いです。

看板の減価償却

減価償却とは、年月と共に劣化する固定資産を、耐用年数で割って分割し1年ごとに計上する方法です。

例えば、金属製の野立て看板を40万円で購入したとします。
耐用年数は20年であるために、40万円を20年で割ると、1年2万円となります。
つまり、1年の減価償却費用は2万円です。

  • 1年目 : 2万円
  • 2年目 : 2万円
  • 3年目 : 2万円

会計では、このように計上します。
ただし、1年未満の使用期間や購入費用が10万円未満だと、全額その年に計上できます。
看板は会計での勘定科目としては、設置方法により以下のようになります。

  • 建物に固定した看板 : 建物付属設備
  • 埋め込み型の自立看板 : 構造物
  • 10万円を越える立て看板など : 器具および備品
  • 10万円以下の看板 : 消耗品

看板本体以外の勘定科目

看板は、制作したら設置しないとならず、使用していると場合によっては修繕が必要です。
看板工事を行えば、さまざまな勘定で計上できます。

広告宣伝費、修繕費、外注費

案内幕や垂れ幕などのポスターで、広告のために使う印刷費や設備工事費は、広告宣伝費として計上できます。
もしも、看板を設置するときに、場所を借りて設置するならば、利用料については賃借料または、広告宣伝費として会計で計上します。

ただし、土地の賃借料は非課税なので、賃借料で計上するときは消費税に注意してください。
また、10万円未満であれば、消耗品費としても計上可能です。

看板を修理するのに使ったお金は、修繕費にできます。
塗装の塗り直しや破れた部分の修繕などと、購入時の状態に戻すための費用です。
ただし、看板を改良して新たな価値を加えたら、基本的支出としての計上であり修繕費にはできません。

看板工事を外注して業者に行ってもらったときは、外注費になります。
外注費として計上できるのは、以下の条件で外注した場合に限ります。

  • 発注元と発注先に雇用関係がない
  • 発注元と発注先に指揮関係がない
  • 請求書で費用を請求する
  • 領収書を発行する

看板をリニューアルする時期

看板は耐用年数が決まっていますが、法律上価値のある期間であり、使用できなくなるまでの期間ではありません。
耐久年数もありますが、看板設置の環境や使用状況に応じて劣化の仕方は変わります。
看板は以下のどちらかで、リニューアルするのが良いでしょう。

劣化したとき

看板が錆びたりヒビが入ったり、傾いてきたりしたらリニューアル時期です。
傾いていたら倒壊するかもしれず危険なので、早めに修繕した方が良いです。
主に以下の原因によって、看板は劣化していきます。

  • 自然環境 : 雨風、雪、地震、塩害など
  • 人為的要因 : 設計ミス、施工不良
  • 経年劣化 : 塗装劣化、金属疲労、プラスチックの劣化

どんな素材を使っていても、看板は劣化していくので、いつかはリニューアルします。

イメージチェンジするとき

ブランドイメージを変更するときや、ブランドイメージをアップしたいときに看板をリニューアルできます。
看板を新しくすると看板が綺麗になるばかりではなく、新鮮な印象を見る人に与えられるので、顧客獲得や売上アップが期待できます。

看板業者に依頼してリニューアルすると、以下のようなことを行えます。

  • 盤面デザイン変更
  • 照明の色変更や増設
  • LEDライトに変更
  • 色褪せた部分の修繕

また、日頃から手入れしてメンテナンスしておけば、看板はより長く使えます。
定期的に点検して、汚れた部分は清掃しておくと良いでしょう。

看板工事を行える業者はいくつもありますが、つね松工芸も行っています。
看板の設置・リニューアルに対応でき、新しい看板を設置したい方は一度相談すると良いでしょう。

まとめ

看板は素材や設置場所によって、耐用年数が変わります。
会計で減価償却するとなれば、看板の費用を耐用年数で割り、1年ごとの費用を算出します。
看板に関する費用は、使用用途によっては広告宣伝費や修繕費での計上ができます。

経年劣化や自然環境によって、看板は時間と共に劣化するので、必要なときにリニューアルしてください。
つね松工芸も、看板のリニューアル工事を行っている業者です。