新着情報news

新着情報詳細NEWS DETAIL

カルプ文字の厚みはどれぐらい?立体文字看板で覚えておきたい基礎知識

2023年05月22日ブログ

ロゴや文字を立体的に見せられるのが立体文字看板です。
看板が目立つので注目されやすく、インパクトのある看板になります。
立体文字看板の文字の素材にはいくつかあり、その1つがカルプ文字です。
文字の厚みにはいくつか規格がありますが、この記事でカルプ文字と厚みについてご紹介したいと思います。

カルプ文字の厚みはどれぐらい?立体文字看板で覚えておきたい基礎知識

立体文字看板とは?

看板の文字やロゴを浮き立たせて立体的にしたのが、立体文字看板です。
使用する文字には2種類あり、厚みの少ない「切り文字」と厚みがあり立体的な「箱文字」があります。
「切り文字」は文字を切り取っただけであり、平面の文字をスペーサーで支えて厚みがあるように見せます。
「箱文字」は文字の端に板を取り付け、まさに箱のように立体的に作ります。

スタイリッシュな立体文字看板にしたいなら「切り文字」、重圧感のある立体文字看板にしたいなら「箱文字」を使うと、イメージにあった看板ができあがります。

看板で使われるカルプ文字

立体文字看板は、厚みの他に、文字の素材でも分類されます。
素材の1つに「カルプ文字」があります。
発泡スチロールやウレタン樹脂を、アクリルやアルミで挟んで文字にするのがカルプ文字です。
軽くて加工しやすく安価ですが、看板文字としては劣化しやすいです。
耐久性は高くはないので、屋内の看板や短中期で使用する屋外の看板で使われます。

カルプ文字の厚みは、一般的には以下の規格があります。

  • 厚み : 10mm、20mm、30mm、50mm

このように4種類の規格があります。
あまり厚みを持たせない文字を使って看板を作るときに、カルプ文字が使えます。
50mm以上の厚みを持たせたいならば、金属素材のチャンネル文字などを使用します。
カルプ文字の板の色は基本は白か黒のどちらかです。
看板の色や壁の色、立体文字の表面の色などを考えて、白か黒のどちらかにするか決めます。
また塗装することもできるので、他の色にもできます。

文字の仕上げ方法

看板に使うカルプ文字は、以下のような仕上げを行えます。

  • 鏡面 : 表面を磨いて鏡のようにする
  • ヘアライン : 表面に細いラインを何本も入る仕上げ方
  • 塗装 : 表面の色を変える他に保護目的もある
  • シート貼り : カッティングシートを貼る
  • メッキ : 表面を薄い金属で覆う

塗装やシート・メッキで表面を覆うと、表面の質感が変わるばかりではなく、表面を保護できます。
また文字は、バックライトで照らすようなライトでの演出も行えます。

カルプ文字のメリットとデメリット

カルプ文字を使うとなれば、最初に素材選びから始めます。
看板のイメージに合わせて素材を選びます。
そしてライトアップするかどうか決めて、最後に文字の仕上げをどうするか決めます。
カルプ文字にも、メリットとデメリットがあります。

メリット

素材は軽くて加工しやすく、看板に取り付けやすいです。
場所によっては両面テープだけで取り付けられるので、手軽につけられる文字です。
耐水性や耐候性があり、金属素材のチャンネル文字よりも安価です。

他の素材と組み合わせやすく、表面に素材を貼り付けられます。
表面にアクリルや塩ビ・プラスチック・アルミなどを貼り付ければ、美しい見た目になります。
カッティングシートで仕上げるときは、アルミと併用すると良いです。

そして、加工しやすく、電動ノコギリを使えば好きな形にカッティングできます。
カットするだけで文字ができあがるので、製作時間が短いです。
ノコギリを上手く使えば細かい表現もできるので、一部分を尖らせたり凹ませたりできます。
このため、イメージに近いデザインの文字を作れるでしょう。

デメリット

ウレタン樹脂を使うと表面が平らではなくざらざらします。
ざらざらして凹凸のある表面は、水垢や埃が付着しやすく、雨や雪が降ると汚れます。
カルプ文字が汚れると、せっかくの看板が汚くなりイメージを損ねます。
そのため、屋外で長く使うのには向かない看板です。

ただし表面にプラスチックや金属を貼り付けられるので、このような素材を貼り付けると汚れにくくなります。
また、文字を塗装すれば、文字全体を塗装被膜で覆うので汚れ防止になりますし、好きな色の文字にできます。
屋内で使用する場合、カルプ文字は問題なく使えますが、屋外で使う場合は文字を塗装しておくと良いでしょう。
塗装価格はカルプ文字の厚みによって違いがあり、厚みがあるほど高くなります。

デメリットもありますが、文字に金属を貼り付けたり塗装したりすれば、デメリットを解消できます。
カルプ文字を使用した立体文字看板は安価に製作でき、平面の看板よりも、インパクトのある看板ができあがります。

まとめ

立体文字看板は文字に厚みのある看板であり、看板が立体的に見えます。
文字には金属素材のチャンネル文字の他に、ウレタン樹脂などを使うカルプ文字もあります。
カルプ文字は安価に製造でき、加工しやすく設置しやすいです。
汚れやすい文字ですが、金属を貼り付けたり塗装したりすれば汚れにくくなりますので、設置場所によって対策を考えましょう。

つね松工芸では看板の作成・設置を行っています。
カルプ文字での看板作成を検討中の方は、お気軽にご相談ください。